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■強酸性水と弱酸性水の比較
強酸性水 | スーパー次亜水 | |||||
フロー図 | ||||||
概 要 |
食塩水を電気分解することにより、塩素ガスと 次亜塩素酸を含む殺菌水を生成するシステム。 強力な殺菌力を有するが、塩素ガスが発生して しまうので低濃度でしか使用できない。 そのため一部殺菌できないものがある。 |
食品添加物である次亜塩素酸ナトリウムを、 一定濃度に自動希釈しその水溶液のpHを、 希塩酸を微量混合し弱酸性に調整した 水溶液を、自動生成するシステム。 弱酸性にすることにより、 低濃度でも 様々な菌を除菌できる除菌力を有し、 塩素ガスの発生もない。 |
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1 | 殺菌力 | ○ | 強い殺菌力を持つが、芽胞菌に 対しては十分な効果が得られない 場合がある。 |
◎ | 芽胞菌を含め強い除菌力を持つ。 | |
2 | 食材殺菌の適用 | ○ | 食品添加物指定(平成14年認可) | ○ | 食品添加物 | |
3 | 残留性 | ○ | なし | ○ | なし | |
4 | 有効期限 | × | 2〜3日 (塩素ガス発生のため劣化速度が早い) |
◎ | 1ヵ月 (ガス化しないため持続性がある) |
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5 | 排水処理への影響 | × | 塩素は消滅するが、低pHの状態が残り 排水施設に影響がある。 下水道放流には、中和作業が必要。 |
○ | 有機物と反応して失活するので、 排水施設には影響なし。 |
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6 | 金属腐食性 | × | 低pHによる腐食性が大きく ステンレスでも錆びる。 |
○ | 鉄製品については注意が必要だが、 SUS316ステンレスは問題ない。 |
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7 | 有毒ガス発生 | △ | 塩素ガス発生。 | ◎ | ガス発生のないpH領域のため ガス発生なし。 |
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8 | 手荒れ | ○ | 多少あり | ○ | なし(稀にある程度) | |
9 | 食味変化 | 〇 | なし | ○ | なし | |
10 | 製造装置 | × | 電解による生成量が少ないため、 タンク併設となり設備が大きくなる。 |
○ | 生成器本体のみで大量吐水可能。 | |
11 | 生成能力 | × | 最大毎分6リットル程度。 (元止め式、水量固定式) |
○ | 機器のより毎分10リットル〜100リットル (先止め式、流量可変式) |
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12 | ランニング コスト 維持管理性 |
× | 高い。 システムが複雑になり、それぞれの機器に 維持管理費用が発生する。 |
◎ | 安い。 生成器本体の維持管理のみで可能。 |
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13 | イニシャル コスト |
× | システムが複雑になりコストが高くなる。 | ○ | システムは簡単だが、 1台の単価としては割高。 |
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14 | 生成コスト | 〇 | 食塩の補充のみで安価。 | ○ | 次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を使用。 | |
総合評価 | △ | 最も一般的なシステムで 生成コストが安価であるが、 周辺機材等に大きな対応が 必要となる。 |
○ | 除菌力に優れ、周辺設備に対する 問題もなく安全である。 イニシャルコストは多少かかるが、システムが簡単で維持管理 しやすい。 |